1. 種から芽を出して間のない草や木。定植前の草木。

  1. 稲の苗。さなえ。

力が抜けて自由がきかなくなること。なえること。「足の—」「気力の—」

[補説]「あしなえ」「てなえ」の「なえ」は、歴史的かなづかいが「なへ」であり、意味も足や手の運用自由でないことの意で「萎え」とは異なるが、後世混同された。
連語《「な」は「の」の意の格助詞で、「へ」は「うへ(上)」の音変化とも。上代語》接続助詞的に用いられ、上の事態同時に他の事態存在することを表す。…と同時に。…とともに。
  • 「雲の上に鳴きつる雁の寒き—萩の下葉はもみちぬるかも」〈・一五七五〉

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。