[形動ナリ]まっすぐで、曲折のないさま。→直直 (なおなお) 真直 (まなお) 
[副]
  1. 取り立てて言うべき事もないさま。ありきたりに。

    1. 「天の下の色好みの歌にては、—ぞありける」〈伊勢・三九〉

  1. 特に何もしないさま。そのまま。

    1. 「かうやうに物もて来る人に、—しもえあらで」〈土佐

[副]
  1. 以前状態がそのまま続いているさま。相変わらず。やはり。まだ。「今も—健在だ」「昼—暗い」

  1. 状態程度がいちだんと進むさま。さらに。もっと。いっそう。「君が来てくれれば—都合がいい」「会えば別れが—つらい」

  1. 現にある物事に付け加えるべきものがあるさま。「—検討余地がある」「—10日の猶予がほしい」

  1. (あとに「ごとし」を伴って)ちょうど。あたかも。「過ぎたるは—及ばざるがごとし」

    1. 「御首は敷皮の上に落ちて、質 (むくろ) は—坐せるが如し」〈太平記・二〉

[接]ある話の終わったあとで、さらに別のことを言い添えるのに用いる語。「—詳しくは後便にて申し上げます」
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