長居は恐れ
長居をすると、ろくなことはない。長居は相手の迷惑となると戒める語。
長い目で見る
現状だけで判断を下さず、気長に将来を見守る。「新人の成長を—◦見る」
長い物には巻かれよ
勢力・権力のある者には、逆らわないほうが得である。長い物には巻かれろ。
長い草鞋を履く
博徒などがその土地にいられなくなり、旅に出る。
長き眠り
1 長い間の眠り。迷いから長くさめないことのたとえ。「逢ふと見しその夜の夢のさめであれな—は憂かるべけれど」〈千載・恋四〉 2 死ぬこと。永眠。「七十の夢より後のいかならん—の果てぞ悲しき」〈続千載・雑下〉
永き日
昼間の長い春の日。永日。《季 春》
長き夜
夜明けまでの時間が長い夜。特に、秋の夜。《季 秋》「—やひそかに月の石だたみ/万太郎」
長き世の闇
釈尊の入滅後を闇にたとえたもの。また、無明の闇。「まつはれてこそは、—にもまどふわざななれ」〈源・横笛〉
長き別れ
長い間の別れ。また、永久に会えない別れ。永別。永の別れ。「これもまた—になりやせむ暮を待つべき命ならねば」〈新古今・恋三〉
ながいうた【長井雅楽】
[1819〜1863]江戸末期の長州藩士。名は時庸 (ときつね) 。開国・公武合体を建言して藩是として採用されたが、尊攘派の台頭により失脚、切腹を命ぜられた。