なめ・る【滑る】

の解説

［動ラ四］すべすべしている。ぬるぬるとすべる。ぬめる。

• 「わづかにかかる石の橋の、苔は―・りて足もたまらず」〈謡・石橋〉

な・める【^×嘗める／^×舐める】

の解説

［動マ下一］［文］な・む［マ下二］

1. １ 舌の先でなでるように触れる。「切手を―・めてはる」「猫が毛を―・める」

1. ２ 舌の先で味をみる。また、そのようにして酒を少しずつ飲む。口に含んだものを舌で味わう。「砂糖を―・める」「ウイスキーを―・める」

1. ３ つらいことや苦しいことを経験する。「辛酸を―・める」

1. ４ （炎の動きを舌の動きに見たてて）炎がはうようにして燃え広がる。「炎が家並みを―・める」

1. ５ 映画・テレビなどの撮影技法の一。主となる被写体の手前に、他の人や物を置いて撮影する。

1. ６ 《形容詞「なめし」の動詞化かともいう》かるく見なす。甘く見る。みくびる。「若造に―・められる」「―・めたことを言うな」

類語

• しゃぶる

下接句

• 肝(きも)を嘗める
• 苦汁を嘗める
• 苦杯を嘗める
• 辛酸を嘗める
• 糟粕(そうはく)を嘗める

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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