[感]なむ(南無)」に同じ。
  • 「—当来導師とぞ拝むなる」〈夕顔
[助動][○|○|なも|なも|○|○]《上代東国方言》動詞・動詞型活用語の終止形に付く。推量の助動詞「らむ」に同じ。→なむ[助動]
  • 「うべ児 (こ) なは我 (わぬ) に恋ふなも立 (た) と月 (つく) のぬがなへ行けば恋 (こふ) しかるなも」〈・三四七六〉
[係助]《上代語》係助詞「なむ」の古形。多く助詞に付く。
    1. 「何時 (いつ) は—恋ひずありとはあらねどもうたてこのころ恋し繁しも」〈・二八七七〉

[終助]《上代語》終助詞「なむ」の古形動詞・動詞型活用語の未然形に付く。
    1. 「上野 (かみつけの) 乎度 (をど) の多杼里 (たどり) が川路にも児 (こ) らは逢は—ひとりのみして」〈・三四〇五〉

出典:青空文庫

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