《伝聞推定の助動詞「なり」のク語法》「言うならく」「聞くならく」の形で、…と言うことには、聞くところでは、の意を表す。主に漢文訓読体の文章に用いられる。

「聞く―公 (きみ) が雲峰の裡 (うち) 、病に臥して真を契らむとすと」〈文華秀麗集・中〉

(梵)narakaの音写「奈落迦」の転》

  1. 地獄。また、地獄に落ちること。「―の苦しみを味わう」

  1. 物事の最後の所。どん底。特に、これ以上はない、ひどい境遇。「―に沈む」

  1. (奈落)劇場で、舞台や花道の床下。地下室となっていて、回り舞台やせり出しの装置があり、通路にもなる。

出典:青空文庫