[動ラ四]根が十分に伸びて張る。
  • 「竹の根の—・る宮」〈・下・歌謡
[動ラ五(四)]
  1. 甘えたり、無理に頼んだりしてほしいものを請い求める。せがむ。せびる。「小遣いを—・る」「おもちゃを—・る」

  1. 難くせをつけて要求する。ゆする。

    1. 「おれを—・って銀取らうとは」〈浄・曽根崎

  1. ぐずぐず文句を言う。ごねる。

    1. 「客様さへ紛らかしてくれなさるに、華車様聞こえぬと—・りけるを」〈咄・軽口大黒柱・四〉

[動ラ下二]に同じ。
    1. 「たった今給はらんとぞ—・れける」〈浄・百日曽我

[用法]ねだる・[用法]せがむ——「小遣いをねだる(せがむ)」「公園に連れていってとねだる(せがむ)」など、物や行為を求める意では相通じて用いられる。◇「ねだる」のほうが用いられる範囲が広く、物品に関しても行動に関しても言う。また「無いものねだり」「おねだり」のような名詞的用法も「ねだる」に限られる。◇「せがむ」のほうは、「幼児母親に抱いてとせがむ(=だっこをせがむ)」のように、行為要求する場合に多く用いる。◇類似の語に「せびる」がある。しつこく強要して金や物をもらう意がより強い。「しつこく申し出て、相当金品をせびり取った」

出典:青空文庫

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