(「は」「で」は同一語に付く)他との対比をふまえて、その事柄に固有の性質や状態などであることを表す。「夏は夏で暑いし、冬は冬で寒い」
《破格の手(楽曲)の意》三味線組歌で、破手組 (はでぐみ) のこと。⇔本手 (ほんて) 。
出典:青空文庫
・・・と同時に神山は、派手なセルの前掛けに毛糸屑をくっつけたまま、早速・・・ 芥川竜之介「お律と子等と」
・・・するとすぐ隣の桝に派手な縞の背広を着た若い男がいて、これも勝美夫・・・ 芥川竜之介「開化の良人」
・・・お蓮は派手な長襦袢の袖に、一挺の剃刀を蔽ったなり、鏡台の前に立ち・・・ 芥川竜之介「奇怪な再会」