[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二]《「跳ねる」と同語源》刀で首を切り落とす。「首を—・ねる」
[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二]
  1. 勢いよくとび上がる。躍り上がる。「川面に魚が—・ねる」「驚いた馬が—・ねる」

  1. 液体などがはじけてとび散る。「揚げ物の油が—・ねる」「炭がぱちぱちと—・ねる」

  1. 活気があって動き回る。また、おてんばである。

    1. 「お駒とて少し—・ねたる三五の少女は」〈蘆花不如帰

  1. 芝居などで、その日の興行が終わる。芝居小屋の外囲いの蓆 (むしろ) を上の方へはね上げたところからいう。「芝居が一〇時に—・ねる」

  1. 芝居などで、観客の入りがよくなる。当たりをとる。

    1. 「今日の催しはきっと—・ねるだらう」〈滑・八笑人・二〉

[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二]《「跳ねる」と同語源》
  1. とばし散らす。液体などをはじきとばす。「泥を—・ねる」「ワックスが水を—・ねる」

  1. 物や人をはじきとばす。「歩行者を車で—・ねる」

  1. 一定の基準に満たないものを選んで取り除く。検査などで不合格にする。「腐ったものを—・ねる」「面接試験で—・ねられる」

  1. 人の取り分の一部をかすめ取る。「もうけの上前を—・ねる」

  1. 拒絶する。断る。はねつける。「要求を—・ねる」

  1. 物の端を勢いよく上に向ける。文字の線などの先端を払い上げるようにする。「ぴんと—・ねた口ひげ」「筆順最後に縦の棒を下ろして—・ねる」

  1. 撥音 (はつおん) で言う。撥音になる。「『摘みて』は『つんで』と—・ねる」

出典:青空文庫

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