[名]
  1. 反定立 (はんていりつ) 

  1. 反切 (はんせつ) 」の略。

[接頭]名詞に付く。
  1. それとは反対の、それに反対するの意を表す。「—体制」「—主流派」

  1. それに合致しない、それに背くなどの意を表す。「—道徳」「—社会的」

  1. 半分半分数量。2分の1。「一個—」「一メートル—」

  1. 正時から30分過ぎた時。「六時—」

  1. 2で割り切れない数。奇数。「丁 (ちょう) か—か」⇔

  1. 田畑の面積単位太閤検地以前は180歩、以後は150歩。

  1. 名詞の上に付いて、なかば、または、ほとんどその状態であることなどの意を表す。「—植民地」「—狂乱

  1. 文書などに押して、しるしとするもの。印判印形 (いんぎょう) 。はんこ。また、そのしるし。「書類に—をもらう」

  1. 書き判。花押 (かおう) 。

  1. 《「ばん」とも》紙や本などの大きさの規格を示す語。「A5—」「新書—」

  1. 物事優劣可否などを見分け定めること。判定

    1. 「この—仕うまつり給ふ」〈絵合

  1. 判決。さばき。

    1. 「国の守の—にいはく」〈沙石集・九〉

[名]
  1. 印刷で、インキを紙面に移す仲立ちとなるもの。印刷版や版木 (はんぎ) 。版式により、凸版凹版平版、また木版活版などがある。

  1. 印刷版や版木を用いて印刷すること。また、出版すること。「—を重ねる」

  1. (「ばん」の形で、他の語の下に付いて)

    1. 新聞雑誌などが、その地域や読者層に向けて作ったものであることを表す。「地方—」「学生—求人サイト」

    2. ㋑あるものを、その様式で作り替えたことを表す。作り替えたように似ていることにもいう。「映画—『伊豆の踊子』」「男性—シンデレラ」

[接尾]助数詞。出版物の刊行回数を数えるのに用いる。上に来る語によって「ぱん」ともなる。「第三—」
[名]
  1. 一つの集団を数人ずつに組み分けして、行動作業を共にする小単位としたもの。「三つの—に分かれて討議する」「救護—」

  1. 仲間

    1. 「身は当世蔑視せらるる三文文学者の—に列すれ共」〈魯庵社会百面相

[接尾]助数詞。組の数や順序を数えるのに用いる。上に来る語によって「ぱん」ともなる。「全体を五—に分ける」「一—から三—までがこの車両に乗る」

まだら。ぶち。「白に黒い—のある犬」

わずらわしいこと。面倒なこと。「—に堪えない」「—をいとわず」

手本模範。「—を後世に残す」「工業先進国に—をとる」

  1. 江戸時代、大名支配した領域およびその統治機構。「長州—」

  1. 明治元年(1868)維新政府が旧幕府領に府・県を置いたのに対し、旧大名領をさす公称

モンゴル族・ウイグル族・トルコ族など遊牧民族の首長の称号モンゴル帝国では、四ハン国の君主の称。ハガン。可汗 (かがん) 。汗 (かん) 。

[接頭]英語のpanに「汎」の字を当てたもの》名詞に付いて、広くそのすべてにわたるという意を表す。「—太平洋同盟」「—アジア主義」「—アメリカ」
[接尾]《「さん」の音変化》人名・役職名・団体名などに付いて、軽い尊敬の意を表す。多く、関西地方で話し言葉として使われる。「田中—」
[接尾]助数詞。刑を受けた回数を表すのに用いる。上に来る語によって「ぱん」ともなる。「前科三—」

ぼん

出典:gooニュース

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