災いのもと。災難。破滅。
「浮き名に沈む水底の、皆身の―とは知りながら」〈浄・五人兄弟〉
皮脂腺から分泌される半流動性の油脂状の物質。肌や髪をうるおし、乾燥を防ぐ役をする。
あれとこれと。あちらとこちらと。
「―相俟 (ま) って始めて全豹を彷彿する事が」〈芥川・きりしとほろ上人伝〉
世間に知られていない歴史。隠された歴史上の事実。また、それを記した書物。「大戦秘史」
柄の先端に二またの鉄の刃を付け、水中の魚を突き刺して捕る漁具。やすの一種。
悲しい歴史。悲しい史実の記録。哀史。
雁皮紙 (がんぴし) の古名。〈和名抄〉
出典:青空文庫
・・・(掴ひしぐがごとくにして突離す。初の烏、どうと地に座す。三羽の烏・・・ 泉鏡花「紅玉 」
・・・何という凄惻の悲史であろう。同じ操觚に携わるものは涙なしには読む・・・ 内田魯庵「八犬伝談余 」
・・・ておはせしに、仰せ候ひしことも、あまりに背き参らせて候ひしかば、・・・ 倉田百三「学生と先哲 」