ヤシ科の常緑高木。九州以南の海岸に近い森林に自生。高さ3~10メートル。幹は直立し、頂に葉が集まってつく。葉は手のひら状に深く裂けていて、垂れ下がる。雌雄異株。春、葉の付け根から枝分かれした柄を出し、黄白色の小花を多数つける。実は熟すと青磁色。

[名・形動]《「おこ(痴)」に当てた漢字「尾籠」を音読みしたもの》
  1. 不潔であること。また、そのさま。「食事中、尾籠な話になるが」

  1. わいせつであること。また、そのさま。

    1. 「若い女が若い男の帯解いて、さうして後で紙で拭ふとは―至極、疑はしい」〈浄・油地獄

  1. 礼儀をわきまえないこと。また、そのさま。無礼。

    1. 「殿の御出 (ぎょしゅつ) に参り逢うて、乗物より降り候はぬこそ―に候へ」〈平家・一〉

鼻汁。鼻水。「水様性鼻漏」

出典:青空文庫