1 動かないこと。「—の姿勢をとる」
2 他の力によって動かされないこと。ゆるぎないこと。「—の信念」
3 「不動明王 (みょうおう) 」の略。
4 歌舞伎の隈取 (くまど) りの一。不動明王に扮 (ふん) するとき、青または赤を用いるもの。また、その時に用いる鬘 (かつら) 。
[アクセント]1・2はフドー、3・4はフドー。
婦人として守り行うべき道。
出典:青空文庫
・・・おれは不動心を振い起しながら、何故おれ一人赦免に洩れたか、その訳・・・ 芥川竜之介「俊寛」
・・・硬化したように、直立不動の姿勢になった。幅の広い肩、大きな手、頬・・・ 芥川竜之介「将軍」
・・・たものの、すぐにまた不動の姿勢をした。「誰が外から持って来たか?・・・ 芥川竜之介「三つの窓」