うきくさ。また、住居の定まらないことのたとえ。

「天性水石に心を寄せ、—の跡を事とし給ひしかば」〈太平記・二四〉

[名・形動]納得できず不満であること。また、そのさま。「しかられて—な顔をする」「—たらたら」
[用法]不平・[用法]不満・[用法]不服——「交渉の結果に不平(不満不服)をもらす」では三語とも用いられる。◇「不平」は要求が満たされなくて不愉快な思いが態度やことばに出る場合に多く用いる。「『弟ばかりかわいがって』と兄が不平を言う」「政治に対して不平を並べる」◇「不満」は要求水準に達していないので物足りない、気に入らないと思う意が強い。「与えられた役を不満に思う」「欲求不満」「この成績では不満だ」など「不平」「不服」では置き換えられない。◇「不服」は相手の申し出・条件などに従えない場合に多く用いる。「判決不服を申し立てる」「一方的な押しつけには不服だ」

出典:青空文庫

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