1. 分けられた部分。分けまえ。「これは私の—です」

  1. ある範囲分量区別されたもの。「あまった—をわける」

  1. その人の持っている身分や能力。身の程。分際。「—をわきまえる」「—を守る」「—に安んずる」「—に過ぎる」

  1. 当然なすべきつとめ。本分。「学生は学問をその—とする」「己 (おのれ) の—を尽くす」

  1. 物事状態様子程度。「この—なら計画実行は大丈夫だ」

  1. 仮にそうであるとする状態。「行く—には差し支えあるまい」

  1. しな。ほう。

    1. 「よい—のふだん着に着換えている」〈鴎外阿部一族

  1. それだけのこと。だけ。

    1. 跣足 (はだし) になります—のこと」〈鏡花高野聖

  1. 他の名詞につけて用いる。

    1. ㋐それに相当するもの、それに見合うものの意を表す。「増加—」「苦労—」「五日—」

    2. ㋑その身分に準じる意を表す。「私の兄貴—」

    3. 成分の意を表す。「アルコール—」

    4. ㋓区切られた時間の意を表す。

      「夏—の水飴の様に、だらしがないが」〈漱石坊っちゃん

  1. 文字で書かれたまとまった一連の言葉。文章。また、詩文。「巧みな—」「—をつづる」

  1. 文法上の言語単位の一。一語またはそれ以上の語からなり、ひと区切りのまとまりある考えを示すもの。文字で書くときは、ふつう「 。」(句点)でその終わりを示す。センテンス。

  1. 学芸学問文事。「—武両道」⇔

  1. 外見を美しくするための飾り。あや。もよう。

    1. 「すなほなるを賤しくし、—を尊ぶ故に、人、—を学でいつはり多し」〈米沢本沙石集・一〇末〉

[接頭]《接頭語「ぶち」の音変化》動詞に付いて、その動詞の示す動作作用を強める意を表す。「—なぐる」「—なげる」
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。