へいわじゅうげんそく【平和十原則】
1955年、バンドンにおけるアジアアフリカ会議で決議された「世界平和と協力の推進に関する宣言」中に掲げられた世界平和のための10の原則。基本的人権ならびに国連憲章の目的と原則の尊重、国家の主権と領土権の尊重、人種と国家間の平等、内政不干渉、自衛権の尊重、集団防衛体制の反対、正義と国際義務の尊重など。
へいわしゅぎ【平和主義】
1 平和を至上の価値または目標として追求しようとする立場。 2 暴力や軍事力を否定し、いかなる場合にも合議と協調をもって対応しようとする立場。
へいわじょうこう【平和条項】
争議行為を行う前にしなければならない手続きを定めた労働協約の条項。労働委員会の調停・斡旋 (あっせん) にかけることなどを規定している。
へいわじょうやく【平和条約】
⇒講和 (こうわ) 条約
へいわてきせいぞんけん【平和的生存権】
平和のうちに生きる権利。日本国憲法に示されている基本的人権の一つで、前文の「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」などを根拠とする考え方。戦争や武力行使など憲法9条に反する国家行為によって個人の生命や自由が侵害された場合に具体的権利性が認められる。 [補説]平成元年(1989)の最高裁判決は、「平和的生存権をいうものの意味内容は明確ではなく、それが具体的請求権として、あるいは訴訟における違法性の判断基準として、裁判において直接に国の私法上の行為を規律する性質をもつものではない」としているが、名古屋高裁は平成20年(2008)の自衛隊イラク派遣差し止め訴訟控訴審判決で、「局面に応じて自由権的、社会権的または参政権的な態様をもって表れる複合的な権利ということができ、裁判所に対してその保護・救済を求め法的強制措置の発動を請求し得る」として、裁判規範性を有するとの見解を示している。
へいわぼん【平話本】
中国で宋・元代に、講釈師の語り口(白話)で書かれた通俗歴史小説。評話。
へいわきねんしりょうかん【平和記念資料館】
⇒広島平和記念資料館
へいわしちょうかいぎ【平和市長会議】
⇒平和首長会議
へいわきねんこうえん【平和祈念公園】
沖縄県糸満市の摩文仁 (まぶに) 地区にある公園。沖縄戦跡国定公園の一部。沖縄戦戦没者の名を刻んだ石碑「平和の礎 (いしじ) 」などがあり、毎年6月23日に戦没者追悼式が行われる。
へいわきねんしりょうかん【平和祈念資料館】
⇒沖縄県平和祈念資料館