
1 物が粘りつくさま。「汗でシャツが―(と)くっつく」
2 機嫌をとったり、甘えてまといついたりするさま。「人前で男女が―(と)する」
3 一面に塗りつけるさま。「おしろいを―(と)塗る」
4 物を一面にはりつけるさま。「膏薬 (こうやく) を―(と)はる」
5 印などをやたらと押すさま。「朱印を―(と)押す」
6 一面に書くさま。「壁にスローガンを―(と)書く」
[アクセント]はベタベタ、
はベタベタ。
出典:青空文庫
・・・その匂や褐色の花粉がべたべた皮膚にくっつきそうな気がした。 多加志は・・・ 芥川竜之介「子供の病気」
・・・覇王樹が、青い杓子をべたべたのばしながら、もの静かな庫裡を後ろにして・・・ 芥川竜之介「樗牛の事」
・・・している上に、緑青をべたべた塗りつけたようにぼってりとした青葉をいた・・・ 伊藤左千夫「河口湖」