ほうきがみ【箒神】
箒に宿る神。安産の守り神とされ、産婦の腹を箒でなでたり、足許に箒を逆さに立てたりする。
ほうきぎ【箒木】
ヒユ科の一年草。高さ約1メートル。茎は堅く細く、下部から多数分枝し、緑色でのち赤色になり、葉は互生する。夏から秋、淡緑色の小花を穂状につける。実は小さく平たい球形で、漢方で地膚子 (じふし) とよび利尿薬に、また、とんぶりとよび食用にする。中国の原産。干して草箒 (くさぼうき) を作る。ほうきぐさ。ははきぎ。
ほうきぐさ【箒草】
ホウキギの別名。《季 夏》
ほうきさいりょう【法規裁量】
行政庁のなす判断や行為が、法規によって拘束されていること。羈束 (きそく) 裁量。
ほうきざや【箒鞘】
《草箒 (くさぼうき) に似るところから》毛皮でこしらえた尻鞘 (しりざや) 。
ほうきじあい【放棄試合】
⇒没収 (ぼっしゅう) 試合
ほうきたけ【箒茸】
ラッパタケ科のキノコ。高さ約15センチ。上部がサンゴ状に多くの枝に分かれ、全体に白く、先端だけ淡紫色。秋に広葉樹林内に生え、食用。ねずみたけ。
ほうきふじ【伯耆富士】
大山 (だいせん) の別称。
ほうきぼし【箒星】
彗星 (すいせい) のこと。
ほうきむし【箒虫】
ホウキムシ綱ホウキムシ科の触手動物。海岸の砂中にすみ、体長約10センチ。体は細長い円筒状で前端に触手があり、形が箒を思わせる。ムラサキハナギンチャクの管の中にも共生する。ホウキムシ綱には海底の岩上に付着するヒメホウキムシなども含まれる。