師から仏法の奥義を受け継いだ者。禅宗では「はっす」という。
《「はくし」の音変化》
1 ひょうし。また、ひょうしをとること。
「—たがはず、上手めきたり」〈源・紅葉賀〉
2 「笏拍子 (しゃくびょうし) 」の略。
「あるかぎりの人、—あはせて遊び給ふ」〈宇津保・俊蔭〉
蓬 (よもぎ) で作った矢。邪気を除くまじないとして用いる。
ほめたたえる言葉。褒辞。
放し飼いにすること。
出典:青空文庫
・・・が、その拍子に婆さんが、鴉の啼くような声を立てたかと思うと、まる・・・ 芥川竜之介「アグニの神」
・・・行っていたら、何かの拍子に赤木桁平が頻に蛇笏を褒めはじめた。当時・・・ 芥川竜之介「飯田蛇笏」
・・・えない。金鼓をかけた法師が通る。壺装束をした女が通る。その後から・・・ 芥川竜之介「運」