[動カ五(四)]
1 他人がものを言うのをののしっていう語。ぬかす。「勝手なことを―・くな」
2 動詞の連用形に付いて、他人の動作を卑しめののしっていう語。
「盗み―・いたな」〈浄・天の網島〉
出典:青空文庫
・・・「月に吠ゆる狼の……ほざくは」と手にしたる盃を地に抛って、夜鴉の城・・・ 夏目漱石「幻影の盾」
・・・リの足を強く握って「ほざくな小僧、いるかの子がびっくりしてるじゃな・・・ 宮沢賢治「サガレンと八月」
・・・一人ででかしたようにほざくねえ! おめえが燃すというんならおれだっ・・・ 宮本百合子「田舎風なヒューモレスク」