ほどろ

の解説

ワラビの穂が伸びすぎてほうけたもの。また、ワラビのこと。

「なほざりに焼き捨てし野の早蕨 (さわらび) は折る人なくて—とやなる」〈山家集・上〉

ほど‐ろ【程ろ】

の解説

1. １ 夜の明けるころ。

   1. 「夜の—出でつつ来 (く) らく度まねくなれば我 (あ) が胸切り焼くごとし」〈万・七五五〉

1. ２ ほど。頃。

   1. 「夜の—に参りて、ただにやは」〈宇津保・蔵開下〉

ほどろ

の解説

［形動ナリ］雪などがはらはらと降るさま。また、うっすらと雪が積もるさま。はだら。

• 「我が背子を今か今かと出で見れば沫雪 (あわゆき) 降れり庭も—に」〈万・二三二三〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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