ぼたんたまご【牡丹卵】
熱した油の中に鶏卵を割り落とした料理。黄身の周りに白身が広がってボタンの花に似る。
ぼたんづる【牡丹蔓】
キンポウゲ科の落葉性の蔓植物。原野に生え、茎は木質化し、淡褐色のはがれやすい皮がある。葉はボタンに似る。夏、乳白色の花が多数咲く。えみぐさ。
ボタンでんち【ボタン電池】
ボタンの形をした小型の電池。アルカリ電池・リチウム電池・酸化銀電池などがあり、腕時計やカメラをはじめさまざまな用途に用いられる。ボタン型電池。
ぼたんなべ【牡丹鍋】
イノシシの肉を野菜・豆腐などと味噌で煮る鍋料理。猪鍋 (ししなべ) 。《季 冬》「枯枝の網の目に星—/静塔」
ぼたんばけ【牡丹刷毛】
毛が張り開いた化粧用のはけ。おしろいやほお紅をつけるのに使う。
ぼたんぼうふう【牡丹防風】
セリ科の多年草。海岸に生え、高さ約1メートル。茎は太く、枝分かれし、葉はボタンに似る。夏、白い小花が集まって開く。若葉は食用。
ボタンホール【buttonhole】
ボタンをはめるための穴。ボタン穴。
ぼたんやり【牡丹槍】
先端に綿や毛を布で丸く包んでつけた、練習用の槍。たんぽやり。
ぼたんゆき【牡丹雪】
雪の結晶が多数付着し合い、大きな雪片となって降る雪。ボタンの花びらのように降るからとも、ぼたぼたした雪の意からともいう。綿雪。ぼた雪。《季 春》「過ぎゆきし指や瞼 (まぶた) や—/楸邨」
ぼたんえび【牡丹海老/牡丹蝦】
十脚目タラバエビ科のエビ。日本固有種で、北海道の内浦湾から高知県の土佐湾にかけて分布。体長約20センチで、濃い黄赤色に赤色の斑点 (はんてん) がある。食用。