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まつ とは？ 意味・読み方・使い方

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まつ【末】
の解説

  1. １ 終わり。すえ。「三月の—」「世紀—」

  1. ２ 粉 (こな) 。粉末。

    1. 「薬ヲ—ニスル」〈和英語林集成〉

まつ【松】
の解説

  1. １ マツ科マツ属の常緑高木の総称。明るく乾燥した地に生え、樹皮はひび割れするものが多い。葉は針状で、ふつうアカマツ・クロマツなどでは2本、ゴヨウマツ・チョウセンゴヨウ・ハイマツなどでは5本が束になって出る。春、球状の雌花と雄花とがつき、黄色い花粉が風に飛ぶ。果実は松かさとよばれ、多数の硬い鱗片 (りんぺん) からなる。種子は食用。材は薪炭・松明 (たいまつ) ・建築・パルプなどに広く用いられ、また松脂 (まつやに) をとる。竹・梅あるいは鶴とともにめでたい取り合わせとされ、正月の門松にする。翁草・千代見草・常盤草 (ときわぐさ) など異称も多い。《季 花＝春 落葉＝夏》「線香の灰やこぼれて—の花／蕪村」

  1. ２ 門松 (かどまつ) 。また、門松を飾っている期間。「—が取れる」「—の内」

  1. ３ 松明 (たいまつ) 。

    1. 「月のない晩だったから、私は—などお持たせするように言いつけた」〈堀辰雄・ほととぎす〉

  1. ４ 紋所の名。松の幹・枝・葉または松かさを図案化したもの。

  1. ５ 遊女の最高の位。松の位。

    1. 「この子は—に極めて」〈浮・武家義理・四〉

  1. ６ マツタケをいう女房詞。

[補説]和歌では「待つ」と掛けて用いられる。
  • 「立ち別れいなばの山の峰におふるまつとし聞かば今かへりこむ」〈古今・離別〉
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ま・つ【待つ】
の解説

［動タ五（四）］

  1. １ 物事・人・時が来るのを予期し、願い望みながら、それまでの時間を過ごす。また、用意して備える。「回復を—・つ」「駅で友だちを—・つ」「日の出を—・つ」「楽屋で出番を—・つ」

  1. ２ しようとする動作を途中でやめる。普通、相手に要求する形で用いる。「ちょっと、—・ちなさい」

  1. ３ 相手の反応や態度がわかるまで静観する。「むこうの出方を—・って対処する」

  1. ４ （「俟つ」とも書く）それを頼りにしてまかせる。望みを託する。期待する。「良識に—・つ」「手腕に—・つ」

  1. ５ （「俟つ」とも書く）（「…をまたない」の形で）…するまでもない。その必要がない。「言を—・たない」

[可能]まてる
類語
下接句

出典：デジタル大辞泉（小学館）

まつ の慣用句・熟語(6)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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2025/03/22 06:00

出典：gooニュース

まつ の例文(36)

出典：青空文庫

  • ･･･いつか報告する機会を待つことにしましょう。ただ半之丞の夢中になっ･･･ 芥川竜之介「温泉だより」

  • ･･･らべられてあった。　待つほどもなく矢部という人が事務所に着いた。･･･ 有島武郎「親子」

  • ･･･年の心は、彼の永眠を待つまでもなく、早くすでに彼を離れ始めたので･･･ 石川啄木「時代閉塞の現状」

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