姓氏の一。
まるやまおうきょ【円山応挙】
[1733〜1795]江戸中期の画家。円山派の祖。丹波の人。通称、主水 (もんど) 。初め石田幽汀に狩野派を学ぶ。のち眼鏡絵 (めがねえ) の制作などを通して西洋画の透視図法を学ぶ一方で中国の写生画を研究、写実性と日本の伝統的な装飾画様式を融合した新様式を確立した。
まるやまかおる【丸山薫】
[1899〜1974]詩人。大分の生まれ。詩誌「四季」の中核の一人として、浪漫的叙情詩に光彩を放った。詩集「帆・ランプ・鴎」「連れ去られた海」など。
まるやまけんじ【丸山健二】
[1943〜 ]小説家。長野の生まれ。「夏の流れ」で芥川賞受賞。結婚後、郷里長野に帰り、大自然の中で作家活動を展開する。他に「朝日のあたる家」「黒い海への訪問者」「ときめきに死す」「虹 (にじ) よ、冒涜 (ぼうとく) の虹よ」など。
出典:青空文庫
・・・山科や円山の謀議の昔を思い返せば、当時の苦衷が再び心の中によみ返・・・ 芥川竜之介「或日の大石内蔵助」
・・・通称丸山軽焼と呼んでるのは初めは長崎の丸山の名物であったのが後に・・・ 内田魯庵「淡島椿岳」
・・・遠くはぼかしていた。円山、それから東山。天の川がそのあたりから流・・・ 梶井基次郎「ある心の風景」