1. 五十音図マ行の第1音。両唇鼻音の有声子音[m]と母音[a]とから成る音節。[ma]

  1. 平仮名「ま」は「末」の草体から。片仮名「マ」は「万」と「末」との初2画の混合からできたものといわれる。

め。多く、複合語として用いる。「目のあたり」「目つげ」「目なじり」「目なざし」「目なかい」

[名]偽りがないこと。まこと。ほんとう。真実。
[接頭]名詞・動詞・形容詞・形容動詞などに付く。
  1. うそいつわりのない、本当の、などの意を表す。「真人間」「真正直」

  1. 純粋である、まじりけがない、などの意を表す。「真水」「真新しい」

  1. 正確にその状態にある意を表す。「真北」「真下」「真四角」

  1. 動植物の名に付いて、その種の中での代表的なもの、標準的なものである意を表す。「真いわし」「真がも」「真竹」

  1. りっぱな、美しい、などの意を表す。「真玉」「真杭 (ぐい) 」

うま。

「青の―放れば取りつなげ」〈催馬楽・青馬〉

[補説]現代では、「絵馬」「馬屋 (まや) 」のように複合語として用いられる。
[名]
  1. 物が並んでいるときの空間。あいだ。あい。すきま。「車と車との間を置く」

  1. 家のひと区切りをなしている部屋。「次の間に控える」

  1. 畳の大きさを表す名称。「京間」「江戸間」

  1. 連続している事と事のあいだの時間。ひま。いとま。「食事をする間もない」

  1. 話の中に適当にとる無言の時間。「話は間が大切だ」

  1. 邦楽・舞踊・演劇などで、拍と拍、動作と動作、せりふとせりふなどのあいだの時間的間隔。転じて、リズムやテンポの意に用いる。「間をとる」「間を外す」

  1. ちょうどよい折。しおどき。ころあい。機会。「間を見計らう」

  1. その場のようす。その場のぐあい。

  1. 家などの柱と柱との間。けん。

    1. 「我は南の隅の―より格子叩きののしりて入りぬ」〈・空蝉〉

[接尾]助数詞。
  1. 部屋の数を数えるのに用いる。「六畳と四畳半の二 (ふた) 間」

  1. 柱と柱のあいだを単位として数えるのに用いる。

    1. 「勢多の橋をひと―ばかりこぼちて」〈更級

  1. 建物や部屋の広さをいうのに用いる。2をもとにして、縦一間 (ひとま) ・横一間の広さを一間 (ひとま) とする。

    1. 「六―の客殿へ跳り出で」〈太平記・一〉

  1. 障子の桟 (さん) で囲まれた一区切りなど、一定の区切られた空間を数えるのに用いる。

    1. 「明かり障子の破ればかりを…なほ一―づつ張られけるを」〈徒然・一八四〉

《「魔羅 (まら) 」の略》

  1. 仏教で、魔王欲界第六天を支配する王。転じて、その仕業としての、悟りの妨げとなる煩悩 (ぼんのう) ・疑惑・懈怠 (けだい) などのさわり。

  1. 人の心を迷わし、悪に引き入れる悪霊。悪魔。「魔を払う」

  1. 悪い事がたびたび起こること。「魔の踏切」「好事魔多し」

  1. 異常なほど、ある物事に執着する人。「電話魔」「収集魔」

[副]《「いま」の音変化》さらに。もう。なお。
  • 「―一度見てから」〈虎明狂・抜殻
[感]まあ」に同じ。
[接尾]名詞、形容詞の語幹、動詞の未然形、打消しの助動詞「ず」などに付いて、そのような状態である意を表す。多く「に」を伴って副詞句をつくる。
  • 「大和は国のまほら―」〈景行紀・歌謡〉
「ぬばたまの夜見し君を明くる朝逢はず―にして今そ悔しき」〈・三七六九〉