水におおわれた所。水のかげ。みがくれ。

「岩そそく—に茂る菅の根の永くや袖をくたし果ててん」〈続後撰・恋三〉

  1. 日を避けて陰となる所。転じて、御殿

    1. 「高知るや天 (あめ) の—天知るや日の—」〈・五二〉

  1. 神・天皇から受けた恩恵。おかげ。庇護

    1. 「つくばねのこの面 (も) かの面に蔭はあれど君が—にますかげはなし」〈古今東歌

  1. 頭に挿す鬘 (かずら) 。

    1. 「品太 (ほむだ) の天皇 (すめらみこと) の—、この山に堕 (お) ちき」〈播磨風土記

  1. 神や貴人の霊魂神霊。みたま。

  1. 死んだ人の姿、または絵や肖像。みえい。

神戸市東灘区の地名背後の六甲山地から花崗岩 (かこうがん) 採石。海岸地域は酒造地。神功皇后が姿をうつして化粧した「沢の井」があるところからの名という。

出典:青空文庫

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