ほしがること。自分のものにしようと熱心に願い求めること。また、その気持ち。「—が深い」「仕事に—が出る」「独占—」「名誉—」

[名]
  1. 鳥のつばさ。羽翼 (うよく) 。

  1. 航空機の機体から左右に張り出した部分主翼尾翼など。

  1. 軍隊陣形で、左右に張り出した部分。運動競技の陣形などにもいう。「右—」「左—」

  1. 動物の骨や植物の種子・茎などで、つばさのように薄く張り出した部分

  1. プロペラ・タービンなどの、断面が航空機の主翼断面と同じ形をした羽根。

  1. 二十八宿の一。南方の第六宿。コップ座のα (アルファ) 星と海蛇座の22星。たすきぼし。翼宿。

[接尾]助数詞。
  1. 鳥のはね、また、鳥の数を数えるのに用いる。

    1. 「羽二—、鹿の角四頭」〈延喜式・四時祭上〉

  1. 船を数えるのに用いる。

    1. 「毎歳商船二—を支那広東に送り」〈輿地誌略・四〉

[動カ四]よける」に同じ。
    1. 「秋風にさそはれわたる雁がねはもの思ふ人の宿を—・かなむ」〈後撰・秋下〉

[動カ上二]よける」に同じ。
    1. 玉川の人をも—・きず鳴く蛙このゆふかげはをしくやはあらぬ」〈古今六帖・三〉

[動カ下二]よける」の文語形。
連体その次の。日付や年月にいう。「—六日」「—一九九八年」
[副]《形容詞「よい」の連用形から》
  1. 念を入れてするさま。十分に。「歯を—磨く」「—勉強しなさい」

  1. 程度がはなはだしいさま。非常に。たいそう。「あの親子は—似ている」

  1. その状態条件にふさわしいさま。巧みに。うまく。「—書けました」「—設計された家」

  1. 困難なことをしたり、考えられないような喜ばしい結果を得たりして感じ入るさま。本当にまあ。よくぞ。「—来てくれました」「月給だけで—やっていけるね」

  1. 相手の非常識な言動などを非難するさま。4を反語的にいう語。よくもまあ。「—のこのこと来られたものだ」

  1. 何度も同じことをするさま。しばしば。たびたび。「—物忘れする」「—行く店」

出典:青空文庫

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