寄席演芸の一。こっけいを主にした話芸で、話の終わりに落ちのあるのが特徴。江戸初期の「醒睡笑 (せいすいしょう) 」の作者安楽庵策伝 (あんらくあんさくでん) を祖とするという。江戸系と上方系とがあり、同じ話でも演出が異なったりする。また、制作年代によって古典落語・新作落語に分けるほか、特殊なものとして人情噺 (にんじょうばなし) ・芝居噺などがある。おとしばなし。
出典:青空文庫
・・・だぜ。」「寄席的? 落語でもやらせるのかね?」「何、講談だそうだ・・・ 芥川竜之介「将軍」
・・・して見せました、ちと落語家の申します蒟蒻問答のようでありますけれ・・・ 泉鏡花「湯女の魂」
・・・もなしに当時売出しの落語家の今輔と花山文を一緒にしたような男だろ・・・ 内田魯庵「斎藤緑雨」