1 五十音図ラ行の第2音。歯茎弾き音の有声子音[r]と母音[i]とから成る音節。[ri]
2 平仮名「り」は「利」の全画の草体から。片仮名「リ」は「利」の旁 (つくり) から。
1 利益。もうけ。「―の薄い商い」「漁夫の―」
2 利子。利息。「―が―を生む」
3 有利なこと。好都合であること。「地の―に恵まれる」
4 勝ち目。勝利。「戦い―あらず」
1 尺貫法の距離の単位。1里は36町で、3.927キロ。令制では300歩 (ぶ) をいい、6町すなわち654メートルにあたる。
2 律令制で、地方行政区画の最小単位。大化の改新によって設置されたもので、養老令の規定では、50戸を1里として里長 (さとおさ) を置き、2里以上20里以下で1郡とし、数郡で1国とした。霊亀元年(715)に敷かれた郷里制 (ごうりせい) では、それまでの里を郷 (ごう) と改称。
3 条里制で、1辺6町(約654メートル)四方の一区画。里の各辺を1町ごとに六等分して36の坪に分けた。
1 物事の筋道。ことわり。道理。
㋐不変の法則。原理。理法。「自然の―」
㋑論理的な筋道。理屈。ものの道理。「―の通らぬ話」「―を尽くす」「盗人にも三分の―」
2 中国宋代の哲学で、宇宙の根本原理。→理気
1 動作・作用の継続している意を表す。…ている。…てある。
「舟 (ふな) 子、かぢとりは、舟唄うたひて何とも思へらず」〈土佐〉
2 動作・作用が完了して、その結果が存続している意を表す。…ている。…てある。
「雪のうちに春は来にけりうぐひすのこほれる涙今やとくらむ」〈古今・春上〉
手紙や電子メールの冒頭で、返信の印として用いる記号。リー。レー。→フォワード2