1. わけること。区別。けじめ。

    1. 夜昼といふ—知らず我 (あ) が恋ふる心はけだし夢 (いめ) に見えきや」〈・七一六〉

  1. 思慮。分別。わきまえ。

    1. 「我は子うむ—も知らざりしに」〈大鏡・序〉

  1. のどかな陽気。穏やかな気候。「—山野に漂う」

  1. なごやかな気分。「—を帯びた口調」「—靄然 (あいぜん) 」

沸くこと。煮え立つこと。「この風呂釜 (がま) は—が早い」

  1. 両腕の付け根のすぐ下の所。また、体側とひじとの間。わきのした。「本を—に抱える」

  1. 衣服で、1にあたる部分。「洋服の—を詰める」

  1. (「傍」「側」とも書く)すぐそば。かたわら。「門の—に車をとめる」

  1. 目ざすものからずれた方向。よそ。横。「話題が—にそれる」「—を見る」

  1. 脇句」の略。「—をつける」

  1. 映画演劇などで、脇役。「実力派俳優が—を固める」

  1. 平安時代、相撲人 (すまいびと) のうちで最手 (ほて) に次ぐ地位の者。今の関脇にあたる。ほてわき。

  1. (ふつう「ワキ」と書く)能で、シテの相手役。また、その演者原則として現実男性の役で、面はつけない。

  1. 邦楽で、首席奏者(タテ)に次ぐ奏者。また、その地位演奏するものによって、脇唄・脇三味線・脇鼓などという。

    1. 側 (そば) 用法

  1. 現れ出ること。「今年はハゼの—がいい」

  1. 魚群が押し寄せて、海面が泡立ち白くなること。

出典:青空文庫

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2023年11月