春の日ざしの暖かく穏やかなこと。

「自分の活動は食うか食わぬかの活動である。―の作用ではない粛殺の運行である」〈漱石・野分〉

  1. 木や竹などの細い材で、器具・建具などの縁 (ふち) にしたもの。かまち。「眼鏡の―」「窓―」

  1. 物の周囲をふちどる線。また、境などを示すため、四方を取り囲むもの。「答えを―で囲む」「黒い―の死亡記事」

  1. コンクリートなどを流し込んで形を作る箱形の板。パネル。

  1. ある制限の範囲。限界。「予算の―を超える」「採用の―を広げる」「―にはまった生き方」

  1. (ふつう「籰」「篗」と書く)糸を巻く道具。同じ長さの2本または4本の木を対にして並べ、横木で支えて固定し、中心部に軸をつけて回転するようにしたもの。

[補説]「枠」は国字。

仏語。迷いのもととなるもの。煩悩 (ぼんのう) のこと。

[動カ四]
  1. 区別する。わける。

    1. 「高き立山 (たちやま) 冬夏と―・くこともなく白たへに雪は降り置きて」〈・四〇〇三〉

  1. 判別する。識別する。

    1. 「事の心―・きがたかりけらし」〈古今・仮名序〉

[動カ下二]わける」の文語形。
[動カ五(四)]《「湧 (わ) く」と同語源》
  1. 水などが熱せられて沸騰する。また、適当な熱さになる。「湯が―・く」「風呂が―・く」

  1. 感情が高ぶる。熱狂して騒ぎたてる。「ファインプレーに場内が―・く」「勝利に―・く」

  1. 発酵して泡を立てる。「ぬかみそが―・く」

  1. 水が激しくたぎり流れる。さかまく。

    1. 「川の―・きたる、滝の落ちたる」〈宇津保・祭の使〉

  1. 金属が熱せられて溶ける。

    1. 「(大仏ノ)御身は―・きあひて山の如し」〈平家・五〉

[動カ五(四)]

  1. 水などが地中から噴き出る。「温泉が―・く」「石油が―・く」

  1. 涙や汗が出る。「くやし涙が―・く」

  1. 虫などが、一時に発生する。「しらみが―・く」

  1. ある考えや感情が生じる。「疑問が―・く」「興味の―・かない話」「勇気が―・いてくる」

  1. 物事が次々と起こる。ある現象が急に多く現れる。「雲が―・く」「人々の間から拍手が―・く」