古代、合意のうえでの売買のこと。のち、単なる売買をさすようになり、中世には売買価格、相場、年貢銭納の場合の換算率をさした。
出典:青空文庫
・・・どうもお律の容態が思わしくないから、慎太郎の所へ電報を打ってくれ・・・ 芥川竜之介「お律と子等と 」
・・・ 彼れは妻と言葉を交わしたのが癪にさわった。そして馬の鼻をぐんと・・・ 有島武郎「カインの末裔 」
・・・には、この場にありあわしただけの人が皆同じ感じに支配せられている・・・ 著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人 」