アフリカかいはつかいぎ【アフリカ開発会議】
《Tokyo International Conference on African Development》アフリカ諸国の開発を支援するために、日本が国際連合や世界銀行などと共同で開催する国際会議。1993年にアフリカ諸国の国家元首を東京へ招いて第1回会議が催され、以降5年おきに首脳級会合が開かれている。アフリカ各国の経済成長の加速化、貧困の撲滅と世界経済への統合、平和の定着、持続可能な開発のための環境とエネルギーに関する国際協力などが話し合われる。TICAD (ティカッド) 。
アフリカかいはつぎんこう【アフリカ開発銀行】
《African Development Bank》アフリカ諸国の経済・社会開発を促進する目的で、1964年に設立された地域金融機関。加盟国は域内の独立国に限られていたが、1982年から域外国も加わり、日本は1983年に加盟。本部はコートジボワールのアビジャン。ADB。AfDB。
アフリカすみれ【アフリカ菫】
セントポーリアの別名。
アフリカぞう【アフリカ象】
象の一種。現存する陸生動物では最大で、体高約3.5メートル、体重約7.5トン。牙 (きば) は前方に伸び、4メートルにも達する。アジアゾウに比べ、耳が大きく前肢が長い。性質は荒く人に慣れにくい。アフリカのサバンナに生息。
アフリカとういつきこう【アフリカ統一機構】
《Organization of African Unity》アフリカ諸国が1963年に設立した国際機構。アフリカの統一、連帯と協力の促進などを目的とする。南アフリカ共和国を除く全独立国31か国で創設。のちモロッコを除く全アフリカ諸国53か国・地域で構成(モロッコは1984年脱退)。本部はアジスアベバ。2002年7月にアフリカ連合が発足したことで消滅。OAU。
アフリカまいまい【アフリカ舞舞】
アフリカマイマイ科の陸生の巻き貝。細長いカタツムリで、殻高約13センチに達する。野菜の害虫で、広東住血線虫の中間宿主。東アフリカの原産で、アジアの熱帯地方、小笠原・奄美・沖縄の島々にもすむ。
アフリカれんごう【アフリカ連合】
《African Union》アフリカ統一機構(OAU)のあとを受け、2002年7月に発足した地域機関。EU(欧州連合)をモデルとし、OAUよりも強力な機構を目ざしたもの。域内の政治的・経済的・社会的な統合の加速化、貧困撲滅、債務削減、世界市場への接近などを目標とする。本部はアジスアベバ。AU。 [補説]モロッコは前身のアフリカ統一機構から1985年に脱退しAUにも非加盟だったが、2017年に加盟した。
アフリカみんぞくかいぎ【アフリカ民族会議】
《African National Congress》南アフリカ共和国の政党。前身は1912年に結成された黒人解放運動組織南アフリカ先住民民族会議(SANNC)。1923年に現呼称に改称。アパルトヘイト反対の中心的な組織として活動。1990年に合法化され、アパルトヘイト撤廃後の1994年に行われた初の全人種参加総選挙で勝利し、議長のネルソン=マンデラが大統領に就任した。ANC。
アフリカデー【Africa Day】
1963年のアフリカ統一機構創設を記念する日。毎年5月25日。
アフリカのつの【アフリカの角】
インド洋と紅海に接するアフリカ北東部の地域。サイの角のような形状をしていることからこの名がある。ソマリア・エチオピア・エリトリア・ジブチ・ケニアが含まれる。