アミロイドベータたんぱくしつ【アミロイドベータ蛋白質/アミロイドβ蛋白質】
《amyloid beta protein》たんぱく質の一種。脳内で過剰に生産され蓄積すると、老人斑とよばれる凝集体が形成される。アルツハイマー型認知症の患者の脳に多数の老人斑がみられることから、アルツハイマー病の原因物質と考えられている。アミロイドβ。βアミロイド蛋白質。Aβ(amyloid beta protein)。 [補説]アミロイドβたんぱく質は39〜43個のアミノ酸残基から構成されるペプチドで、42または43個のアミノ酸残基からなるもの(Aβ42・Aβ43)が神経細胞に対して強い毒性をもつ。アミロイドβの「β」は、このたんぱく質がβシート構造を形成していることから。
アミロイドぜんくたいたんぱくしつ【アミロイド前駆体蛋白質】
アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドβたんぱくの前駆体として知られるたんぱく質。αセクレターゼによって切断された場合は無害だが、βおよびγセクレターゼによって切断されると、神経細胞に対して毒性のあるアミロイドβたんぱく質が産生される。APP(amyloid precursor protein)。
アミロイドはん【アミロイド斑】
⇒老人斑1
アミロイドベータ【amyloid beta/amyloid β】
⇒アミロイドベータ蛋白質
アミロイドしょう【アミロイド症】
⇒アミロイドーシス