ドイツ北部、メクレンブルク‐フォアポンメルン州の港湾都市。メクレンブルク湾の支湾ウィスマール湾に面する。1949年から1990年まで旧東ドイツに属した。13世紀から14世紀にかけてメクレンブルク公の居住地となり、ハンザ同盟に加盟。ゴシック様式のマリエン教会、聖ゲオルク教会をはじめ、中世の面影を色濃く残す煉瓦 (れんが) 造りの歴史的建造物があり、同じくバルト海沿岸のハンザ同盟都市シュトラルズントとともに、2002年、「シュトラルズントとウィスマールの歴史地区」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ビスマール。