ロシア連邦西部、ウラジーミル州の都市。同州の州都。首都モスクワの北東約190キロメートル、ボルガ川の支流クリャジマ川沿いに位置する。「黄金の環」と呼ばれるモスクワ北東近郊の観光都市の一つ。12世紀初頭、ウラジーミル=モノマフが要塞を築いたことに起源する。12世紀半ば、アンドレイ=ボゴリュープスキーがウラジーミルスーズダリ公国の首都とし、13世紀半ばにモンゴル帝国に侵略されるまで繁栄した。市街には黄金の門、ウスペンスキー大聖堂、ドミトリエフスキー聖堂など、白壁の建造物が残り、1992年に「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。