かねみゆしょうきゅうさいほう【カネミ油症救済法】
《「カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律」の通称》昭和43年(1968)に発生したカネミ油症事件の患者に対する支援等の施策について定めた法律。平成24年(2012)成立。
かねみゆしょうじけん【カネミ油症事件】
昭和43年(1968)10月に、西日本を中心に発生した、カネミ倉庫社(福岡県北九州市)製の食用米ぬか油による食中毒事件。脱臭工程で熱媒体として用いたPCBが製品に混入し、加熱によりダイオキシンの一種であるPCDFや毒性の強いコプラナーPCBに変化。接収した人に、吹出物・色素沈着などの皮膚症状や、全身倦怠感・しびれ・食欲不振などの症状を引き起こした。累計認定患者数は2295人(平成28年12月末現在)。
出典:gooニュース
カネミ油症「2世」の被害「終わっていない」 長崎の会合で訴え
今回の「カネミ油症を考える長崎の集い」は、油症被害を取り巻く現状を広く知ってもらい、2世を含めて救済を広げていく機運を高めようと企画した。年に3回ほどの開催を予定しているという。(奥村智司)
「差別と偏見、今も多い」 カネミ油症被害者団体、長崎市内で集会
食品公害「カネミ油症」の被害者団体「長崎本土地区油症被害者の会」は15日、長崎市内で市民参加型の集会を開いた。代表で認定患者の下田順子さん(63)が「長崎県内全体に理解を広げて支援につなげたい」と開催を呼びかけたが、この日の参加は十数人。被害発生から半世紀が経過し、風化を懸念する下田さんは今後も集会を開く意志を示した。
「カネミ油症を考える長崎の集い」初開催
1968年に発覚した大規模な食品公害といわれるカネミ油症の実態を知り、理解を深めてほしいという集いが長崎市で初めて開かれました。 「カネミ油症を考える長崎の集い」では被害者の会の代表を務める下田順子さんが認定患者から聞き取った話を紹介しました。
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