
中世、ロシアの各都市に築かれた城砦 (じょうさい) 。

ロシア連邦の首都、モスクワにある城砦。12世紀ごろの創建とみられ、増改築を経て、帝政時代にはロシア皇帝の居城とされた。現在はロシア連邦政府の諸機関が置かれている。
ウスペンスキー大聖堂、
ブラゴベシチェンスキー大聖堂、
アルハンゲリスキー大聖堂、
クレムリン大宮殿、
グラノビータヤ宮殿など、さまざまな時代に建造された大聖堂や宮殿がある。1990年、「モスクワのクレムリンと
赤の広場」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

ロシア連邦西部、ウラジーミル州の都市
スーズダリの城砦跡。11世紀に建造。カメンカ川沿いの土塁が今も残っている。敷地内には13世紀建造の
ロジュジェストベンスキー聖堂をはじめ、鐘楼、宮殿、ニコーリスカヤ教会などがある。1992年に「
ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。