ジャイロけいき【ジャイロ計器】
ジャイロスコープの原理を応用した計器の総称。ジャイロコンパス・ジャイロパイロットなど。
ジャイロコンパス【gyrocompass】
ジャイロスコープの原理を利用し、常に真北を指すように組み立てられた方位測定器。船舶などに用いられる。回転羅針儀。転輪羅針儀。
ジャイロスコープ【gyroscope】
物体の向きや角速度を検出する計測器。重心が中心にある円板状のこまを、互いに直交する三つの軸の周りに回転する金属環の内側に支え、こまが空間を自由に回転できるようにしたもの。現在は、従来の機械式に代わり、音叉 (おんさ) のような振動する物体にかかるコリオリの力を検出する振動式や、レーザーの位相差を検出する光学式のものが使われることが多い。回転儀。ジャイロ。ジャイロセンサー。
ジャイロスタビライザー【gyrostabilizer】
ジャイロスコープを応用して、船舶や航空機の横揺れを防ぐ装置。ジャイロ安定機。
ジャイロパイロット【gyropilot】
航空機・船舶で、ジャイロコンパスを利用して自動的に所定の進路を保持する装置。
ジャイロプレーン【gyroplane】
オートジャイロのこと。
ジャイロホライズン【gyro horizon】
ジャイロスコープの原理を利用して、船舶・航空機・列車など動揺の激しいものの中で、人工的に正しい水平面をつくる装置。
ジャイロしんどうすう【ジャイロ振動数】
⇒サイクロトロン振動数
ジャイロはんけい【ジャイロ半径】
⇒ラーモア半径
ジャイロセンサー
《(和)gyro+sensor》物体の傾きを検出する装置の総称。かつてはジャイロスコープが用いられた。近年ではMEMS (メムス) を応用して、振動する音叉 (おんさ) 状の素子にかかるコリオリ力を電気信号に変換し、角速度を得る方式も開発されている。角速度センサー。