チタンごうきん【チタン合金】
チタンにアルミニウム・クロムなどを加えた合金。軽量で強度がきわめて高く、耐熱性・耐食性にすぐれ、航空・宇宙用素材や自動車・船舶などに利用される。
チタンコンデンサー
《titanium condenserから》磁器コンデンサーの一。誘電体として酸化チタンやチタン酸バリウムなどを主成分とする磁器を用い、金属膜を焼き付けたもの。温度変化に対して容量が安定しているという特徴をもつ。
チタンさんバリウム【チタン酸バリウム】
二酸化チタンを炭酸バリウムとともに融解すると得られる白色の結晶。強誘電体の一。圧電効果を示し、音響機器のピックアップ、磁器コンデンサーなどに使用。化学式BaTiO3 メタチタン酸バリウム。略して「チタバリ」ともいう。
チタンさんジルコンさんえん【チタン酸ジルコン酸鉛】
チタン酸鉛とジルコン酸鉛からなる混晶。強誘電体の一つ。圧電効果を示し、代表的な圧電性セラミックスとして知られ、振動子、フィルター、センサーなどに利用される。ジルコン酸チタン酸鉛。PZT。
チタンぞくげんそ【チタン族元素】
周期表第4族に含まれるチタン、ジルコニウム、ハフニウムの三元素の総称。銀白色の金属で、融点と沸点が高い。酸化数が4の状態が最も安定。常温では酸化被膜を形成し、耐腐食性をもつ。第4族元素。
チタンせき【チタン石】
チタンとカルシウムを含む珪酸塩鉱物。くさび形または柱状の結晶。さまざまな色がみられ、透明で美しいものは宝石とされる。くさび石。チタナイト。スフェーン。