ツンドラカリブー【tundra caribou】
シカ科の哺乳類で、トナカイの一亜種。ユーラシア・アメリカのツンドラ地帯に分布し、季節的な移動をする。
ツンドラきこう【ツンドラ気候】
ケッペンの気候区分による寒帯気候の一。符合はET。最暖月の平均気温がセ氏0以上10度未満。夏にはツンドラと呼ばれる永久凍土が溶けてコケ類や地衣類が育つが、農作物の生育には不適でトナカイの遊牧などがわずかに行われる。ロシア北端・カナダ北部・グリーンランド沿岸部・チベット高原・アンデス山脈・フエゴ島などにみられ、 [補説]チベットやアンデスなど高地のツンドラ気候地域は、高山気候(H)に分類される場合がある。
ツンドラきどう【ツンドラ軌道】
人工衛星を高緯度地域で利用するための同期軌道の一つ。国土が高緯度にあるため、赤道上の静止軌道は利用しづらい旧ソ連で考案された。1恒星日(約23時間56分)周期で離心率が1に近い長楕円の軌道をとり、天頂付近に比較的長時間とどまる3基の衛星で運用する。