ルーマニア東部、黒海に注ぐドナウ川が形成する三角州。ドナウ川は河口付近で聖ゲオルゲ、スリナ、キリアという三つの分流になり、無数の湖沼が点在する広大な湿原を流れる。手つかずの自然が残るヨーロッパ最大の湿原であり、ペリカン、ハクチョウを含む約300種の鳥類、カワウソ、オオカミ、イタチ、ヤマネコなどの数十種の野生動物が生息する。貴重な野生動植物の宝庫として知られ、1991年に世界遺産(自然遺産)に登録された。主な観光拠点は三角州の玄関口にあたる都市トゥルチャ、および黒海沿岸のスリナ。ドナウ川三角州。