フランス北東部、ムルト‐エ‐モーゼル県の都市。同県の県都。13世紀からロレーヌ(ロートリンゲン)公国の首都として発展。ロレーヌ工業地帯の主要都市の一つで、交通の要衝でもある。18世紀中頃、ロレーヌ公が大規模な都市開発を行ったことで知られる。中心部にある三つの広場が、1983年に「ナンシーのスタニスラス広場カリエール広場アリアンス広場」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。19世紀末のアールヌーボーにおけるナンシー派の中心人物エミール=ガレの生地。

出典:青空文庫