西アジアの地中海沿岸地方。一般にヨルダン川以西をさす。また、パレスチナ自治政府やパレスチナ自治区をさしていう場合もある。この地方は、古くはカナンとよばれた。前12世紀ごろペリシテ人が定着し、名はこれに由来する。オスマン帝国の支配を経て、第一次大戦後は英国の委任統治領。シオニズム運動により移住したユダヤ人は1948年にイスラエル共和国を建国したが、アラブ人との間で紛争が発生。1993年にPLO(パレスチナ解放機構)とイスラエルとの間で暫定自治協定(オスロ合意)が調印され、1996年、ヨルダン川西岸とガザ地区からなる暫定自治政府が発足したが、武力対立は終わっていない。2011年9月、暫定自治政府が国際連合に国家としての正式加盟を申請。同年10月、ユネスコの加盟国として承認。2012年12月、国連での地位がオブザーバー組織からオブザーバー国家に格上げされた。人口1100万(2010)。→パレスチナ自治政府 →パレスチナ自治区
出典:gooニュース
イスラエルとパレスチナの戦争犯罪、ICCが正式捜査開始
【AFP=時事】国際刑事裁判所は3日、中東パレスチナでの戦争犯罪をめぐる正式捜査を開始した。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、直ちに「反ユダヤ主義そのものの決定」だと非難した。 一方のパレスチナ当局は、2014年6月からイスラエルによる封鎖が続くパレスチナ自治区ガザ地区や、イスラエルの占領下にある東エルサレムとヨルダン川西岸の状況についての「緊急かつ必要な」捜査だ
パレスチナの食が危ない イスラエルの占領政策で文化が消えていく
食や料理は、社会や歴史を映す鏡である――。イスラエルの占領下にあるパレスチナでは、グローバル化やイスラエルの占領政策の影響でファストフードや冷凍食品、大量生産された野菜が入り、豊かな食文化が危機にさらされている。一方、そんな食文化を守り、発展させていこうという取り組みが進んでいる。はるか離れたパレスチナの話だが、実は日本も同じような課題に直面しているのではないか。
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