ビタミンイー【ビタミンE】
脂溶性ビタミンの一。野菜・植物性油脂などに多く含まれ、不飽和脂肪酸の過酸化を防ぐ作用をもつ。欠乏では生殖機能の減退や貧血などが知られる。トコフェロール。
ビタミンエー【ビタミンA】
脂溶性ビタミンの一。肝油・卵黄・バターなどに多く含まれ、植物中のカロテンも体内でこれに変化する。A1(レチノール)・A2がある。欠乏すると発育不良・夜盲症や角膜・皮膚の乾燥などを起こす。
ビタミンエッチ【ビタミンH】
ビオチンの別名。
ビタミンエム【ビタミンM】
葉酸 (ようさん) のこと。
ビタミンエル【ビタミンL】
《lactation(乳汁分泌)から》水溶性ビタミンの一。牛の肝臓と酵母に多く含まれる。ネズミでは催乳に不可欠。
ビタミンかじょうしょう【ビタミン過剰症】
脂溶性ビタミンが肝臓に蓄積されたために起こる中毒症状。ビタミンAでは脳圧亢進 (こうしん) ・四肢の疼痛 (とうつう) など、Dでは高カルシウム血症・結石症など、Eでは出血が止まりにくいなどの症状がみられる。
ビタミンカラー
《(和)vitamin+color》柑橘 (かんきつ) 類に見られるような明るいビビッドな色調の総称。明るい黄色、緑色、オレンジ色など。柑橘類にビタミンCが豊富なことから呼ばれるようになった。
ビタミンケー【ビタミンK】
《(ドイツ)Koagulierung(凝固)から》脂溶性ビタミンの一。植物界に広く存在するK1、動物で腸内細菌により合成されるK2などがある。血液凝固機能を促進する作用をもち、欠乏すると出血傾向をきたす。
ビタミンけつぼうしょう【ビタミン欠乏症】
ビタミンの摂取不足によって生じる生理機能障害。ビタミンAでは夜盲症、B1では脚気 (かっけ) 、Cでは壊血病、Dでは佝僂病 (くるびょう) など。
ビタミンシー【ビタミンC】
水溶性ビタミンの一。新鮮な野菜・果物や緑茶などに含まれ、熱に弱く、すぐ分解してしまう。強い還元作用があり、体内の酸化還元反応に関与する。欠乏すると壊血病を起こす。アスコルビン酸。