卓球(ピンポン)の国際試合をきっかけに米国と中国が関係を改善し、国交を正常化させたこと。1971年4月、名古屋で開催された世界卓球選手権大会に、文化大革命後初めて参加した中国は、米国など5か国の選手団を北京 (ペキン) に招待。これを契機に米中間の緊張が緩和し、1972年にはニクソン米大統領が訪中。周恩来首相、毛沢東主席と会談し、米中平和五原則を発表して、1979年の米中国交正常化への道を開いた。
[補説]2009年1月、米中国交樹立30
周年を
記念し、
北京で
卓球の友好試合が行われた。