ギリシャ、エーゲ海南東部、
ドデカネス諸島の
サモス島にある古代遺跡。同島南東部の
港町ピタゴリオンの西方約6キロメートルに
位置する。ギリシャ
神話の最高女神ヘラの
誕生の地とされ、古くからヘラ
信仰が盛んだった。紀元前8世紀頃に最初の神殿が
建造され、紀元前6
世紀に
僭主ポリクラテスにより大神殿の
造営が進められたが、
未完に終わった。
現在は
巨大な1本の
円柱といくつかの
遺構があるのみとなっている。1992年に「サモス島のピタゴリオンとヘラ神殿」の名で世界遺産(文化遺産)に
登録された。イレオ。ヘライオン。