インドシナ半島東部にある国。正称、ベトナム社会主義共和国。首都ハノイ。国土は南北に細長く、ホン川メコン川の両デルタ地帯を中心に水田農業が行われる。北部は鉱物資源に富む。1802年、阮朝 (げんちょう) のもとで統一されたが、1887年以降フランスの保護領となった。第二次大戦中は日本が進駐。戦後の1945年、北部にホー=チミンを首班とするベトナム民主共和国が独立を宣言し、フランスやその傀儡のベトナム国(南ベトナム)との間にインドシナ戦争が勃発。1954年のジュネーブ協定によって北緯17度線を境とした南北分断が確定した。南ベトナムは1955年に米国の支援によりベトナム共和国へと体制が変更。1961年以降、米国および南ベトナム軍と北ベトナムおよび南ベトナム解放民族戦線との間にベトナム戦争が続いたが、北の勝利により1976年に南北の統一が実現。人口8957万(2010)。

[補説]「越南」とも書く。

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