・・・彼女が海の彼方のブルジョアの国に居候しながら、革命の悪口、ボルシェビキの悪口を云っている間に、ソヴェト権力は鎖をすてて立ったロシアのプロレタリア、農民、働く人民の政権として樹立された。 新しい燃ゆるような社会主義の生活が開始された。そろ・・・ 宮本百合子 「プロレタリア婦人作家と文化活動の問題」
・・・ブルジョア・ジャーナリズムがわが陣営の作家を恐怖し、有能な作家が投獄されている時、われらは全力をつくし、どの一部を切ってもピチピチとそこだけで叫ぶべきことを叫び得るようなボルシェビキ的作品を創作してゆかなければならぬ。対立する階級の独占的文・・・ 宮本百合子 「文学に関する感想」
・・・ 一九三〇年の第二回大会で、作家同盟は「文学のボルシェビキ化」を決議した。そして、「前衛の目をもって書く」ことを目標としてやって来た。 一年間の作品行動にあらわれた現実の成績は、ところで、どうだったろうか?「ナップ」の作家たちは・・・ 宮本百合子 「文芸時評」
出典:青空文庫