・・・ ポーランドのワルシャワ市はポーランド人が自由を求めて幾度の行進した町だが、そこの公園に美しいショパンの記念像がある。大理石の浮彫のその彫像は、五月の若葉のかげにまことに印象深かった。 モスクワの街々にプーシュキンやオストロフスキー・・・ 宮本百合子 「行為の価値」
・・・〇〇、〇〇〇 一九二八年 二、一五八、〇〇〇、〇〇〇 一九二九年 二、六六一、〇〇〇、〇〇〇世界で、どこが一番多くいろんな名称の本を出しているか デンマーク 三・三 ポーランド 六・五 イタリー ・・・ 宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
・・・ フランスと結托している反動的なポーランドがワルソーのソヴェト大使館爆破をやりかけたのは、どういう云いがかりをつけるためであったろうか。ソヴェト同盟の大衆は時に応じ、事情に従い、階級的な国際関係についての経験をかさねながら、それらと闘争しつ・・・ 宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
・・・ 私たちの耳目が満州・支那に向けられ、又ポーランドに向けられている今日の生活感情は、破壊と建設と葛藤との世界的な規模のなかで、沈着にその落着かなさに当面し、自分たちの結婚をもただ数の上での一単位としてばかり見ず、明日に向ってよりましな社・・・ 宮本百合子 「これから結婚する人の心持」
・・・けれども、一九四八年の日本では、人民解放と民族の自立にかかわるすべての言葉がいつともなしにそのさかさまの内容でつかわれてきているというような現象を、わたしたちはうけいれることができるだろうか。ポーランドや朝鮮は、その民族の悲劇として永年の間・・・ 宮本百合子 「三年たった今日」
・・・同じ十九世紀に、ポーランドの婦人作家オルゼシュコの書いた小説「寡婦マルタ」を、きょう戦争で一家の柱を失った婦人たちがよむとき、マルタの苦しい境遇は、そのまま自分たちの悲惨とあまりそっくりなのに驚かないものはなかろう。 ところで日本の婦人・・・ 宮本百合子 「女性の歴史」
・・・日本の侵略戦争が進められているあいだに、私たちはどんなに度々フランスのことを思ったろう。ポーランドのことを思ったろう。そしてソヴェト同盟の人々が献身して愛する彼等の祖国、自分たちの手で、自分たちの生命で、一九一七年から築きあげて来た人民の祖・・・ 宮本百合子 「新世界の富」
・・・村 都会 村ロシア 48.5 39.3 49.6 29.2ウクライナ 49.3 41.8 43.8 18.6白露 49.0 38.0 35.5 22.4ポーランド 70.6 49.7 6・・・ 宮本百合子 「砂遊場からの同志」
・・・ 誰でも知っているとおり、つい先頃ポーランドのワルソーで第二回世界平和擁護大会が開かれた。第一回大会のとき七十余ヵ国が代表を送った。それにもまして、今回は八十ヵ国を越える国々から平和の代表が参集した。ヒロシマ、ナガサキの経験を持つ日本の・・・ 宮本百合子 「世界は求めている、平和を!」
・・・今夜このクラブでは特別ポーランドからソヴェト同盟へにげて来た婦人闘士と、モンゴリアからの婦人代表が、話をすることになっている。 演説のはじまるまで二人はぐるぐる大きいクラブの中をあっちこっちと散歩した。 音楽サークル室からは、今夜の・・・ 宮本百合子 「ソヴェト同盟の三月八日」
出典:青空文庫